惜がる(読み)おしがる

精選版 日本国語大辞典 「惜がる」の意味・読み・例文・類語

おし‐が・る をし‥【惜がる】

〘自ラ五(四)〙 (形容詞「おしい」の語幹接尾語「がる」の付いたもの) 心をひかれて、「おしい」と思う気持を表わす。
※天草本伊曾保(1593)イソポの生涯の事「ケンワウワ スグレタル シンカノ ホロブル コトヲバ、テアシヲ モガルル ゴトクニ voxigaruto(ヲシガルト) アルモ」

あたらし‐が・る【惜がる】

〘他ラ四〙 (形容詞「あたらし」の語幹に接尾語「がる」の付いたもの) 価値あるものがむなしくなるのを惜しいと思い、その気持を外に表わす。残念がる。
源氏(1001‐14頃)若菜下「さる、時の有職(いうそく)のかくものし給へば、世の中、惜しみあたらしがりて、御とぶらひに参り給はぬ人なし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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