惨らしい・酷らしい(読み)むごらしい

精選版 日本国語大辞典 「惨らしい・酷らしい」の意味・読み・例文・類語

むご‐らし・い【惨らしい・酷らしい】

〘形口〙 むごらし 〘形シク〙 (「らしい」は接尾語) いかにも残酷である。残忍である。無慈悲である。むごたらしい。
御伽草子小男草子(室町末)「我らはかやうのむごらしき物は見初めにて候」
※俳諧・新増犬筑波集(1643)油糟「人にはあらで人にこそあれ 猿の皮はぎたをみればむこらしや」
[語誌]→「むごい」の語誌

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android