愁嘆・愁歎(読み)しゅうたん

精選版 日本国語大辞典 「愁嘆・愁歎」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐たん シウ‥【愁嘆・愁歎】

〘名〙
① (━する) つらく思ってなげくこと。泣き悲しむこと。
今昔(1120頃か)二「閻婆羅迯て、河の岸・海の中に至り住して、苦し愁歎す」 〔楚辞‐九章〕
※雑俳・柳多留‐一八(1783)「しうたん女房のあてる大三十日」
③ (形動) なさけないさま。
※漫才読本(1936)〈横山エンタツ〉恋の学問「そんな愁嘆(シウタン)なことを言ふな。財布の底をはたいても、楽しく遊ばうと言ふのが享楽やないか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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