ぐち・る【愚痴】
〘自ラ五(四)〙 (
名詞「ぐち(愚痴)」の
動詞化) ぐちを言う。
不平や
小言(こごと)をもらす。
※
其面影(1906)〈
二葉亭四迷〉二七「何しても両雄舌を揃へて愚痴るンだから堪らねえ」
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デジタル大辞泉
「愚痴」の意味・読み・例文・類語
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愚痴
ぐち
愚癡とも書く。愚かなこと。原語は一般にサンスクリット語のモーハmohaがあてられ、莫迦(ばか)(のちに馬鹿)の語源とされている。仏教用語では、真理に暗く、無知なこと。道理に暗くて適確な判断を下せず、迷い悩む心の働きをいう。根本煩悩である貪欲(とんよく)(むさぼり)と瞋恚(しんに)(怒り)に愚痴を加えた三つを三毒(さんどく)といって、人々の心を悩ます根源と考えた。また、心愚かにも、言ってもしかたのないことを言い立てることを、俗に「愚痴をこぼす」などと用いるようになった。
[石上善應]
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普及版 字通
「愚痴」の読み・字形・画数・意味
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愚痴
ぐち
moha
仏教用語。愚かなこと。無知によって惑わされ,すべての事象に関してその真理をみない心の状態をいう。
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