愛がる(読み)いとしがる

精選版 日本国語大辞典 「愛がる」の意味・読み・例文・類語

いとし‐が・る【愛がる】

〘他ラ四〙 (形容詞「いとしい」の語幹接尾語「がる」の付いたもの) かわいそうに思う気持、または、かわいく思う気持を様子に表わす。愛情をかける。
※虎明本狂言・薬水(室町末‐近世初)「爰に又、おうぢごのいとしがらせらるる孫がござるほどに」
※いさなとり(1891)〈幸田露伴〉五「彦右衛門も唯だ娘を可愛(イトシ)がって種々(いろいろ)の事見するのみ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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