愛知県豊川市(読み)とよかわ〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔愛知県〕豊川〈市〉(とよかわ〈し〉)


愛知県南東部の東三河地方に位置する市。
南西部は渥美(あつみ)湾に臨む。市内を豊川(とよがわ)、音羽川、佐奈川などの河川が流れる。2006年(平成18)2月、宝飯(ほい)郡一宮町を、2008年1月には同郡音羽町と御津町を編入合併、2010年2月に宝飯郡小坂井町と合併して現在の姿となる。この合併により宝飯郡は消滅した。東名高速道路の豊川インターチェンジ・音羽蒲郡インターチェンジを有し、名古屋鉄道本線・豊川線・JR東海道本線・飯田線が走る交通の要衝。旧・豊川市は江戸時代には豊川稲荷の門前町、市場町として発展。第二次世界大戦まで海軍工廠(こうしょう)がおかれ繁栄。戦後は跡地を中心に工業化した。市の北西部の赤坂地区は東海道の旧宿場町。また南西部の御馬(おんま)地区は近世には年貢米の積み出し港として発展。豊川用水が通じ、稲作、野菜・果物・花卉(かき)の栽培が盛んで、バラ・キク・シクラメンなどを特産。畜産も行われる。海軍工廠跡地などに工場団地があり、東三河内陸工業地帯の中核を担う。自動車・機械・金属・電機・自動車部品などの工場が進出。豊川稲荷のほか、三明(さんみょう)寺など歴史的建造物や、三河国分寺跡など遺跡・史跡が多い。御油(ごゆ)-赤坂間の旧東海道松並木は、国の天然記念物に指定されている。旧・一宮町には三河国一の宮の砥鹿(とが)神社がある。財賀(ざいか)寺の仁王門などは国の重要文化財。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

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