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慢性色素性紫斑/シャンバーグ病 まんせいしきそせいしはんしゃんばーぐびょう Purpura Pigmentosa Chronica / Schamberg Disease

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家庭医学館の解説

まんせいしきそせいしはんしゃんばーぐびょう【慢性色素性紫斑/シャンバーグ病 Purpura Pigmentosa Chronica / Schamberg Disease】

[どんな病気か]
 点状の紫斑がおもに下肢(かし)にたくさんでき、慢性化するうち、しだいに褐色の色素斑(しきそはん)をみるようになる皮膚の病気です。中年以降の人に好発します。皮膚に出血がみられますが、血液学的に異常はなく、内臓などの全身臓器からの出血はありません。予後も心配ありません。
 いくつかの型があります。不規則な斑ができるシャンバーグ病(びょう)、環状(かんじょう)の斑ができる血管拡張性環状紫斑(けっかんかくちょうせいかんじょうしはん)、丘疹(きゅうしん)状の皮疹(ひしん)をみる紫斑性色素性苔癬状皮膚炎(しはんせいしきそせいたいせんじょうひふえん)、かゆみの強い瘙痒性紫斑(そうようせいしはん)などです。
 いずれも原因は明らかではなく、慢性色素性紫斑という病名で総括されているのですが、症状のちがいが何によるのかは今後の解明をまたねばなりません。ここでは、代表的なシャンバーグ病について述べます。
[原因]
 確定的なものはありません。うっ血(けつ)による静脈内圧の亢進(こうしん)や、毛細血管を脆弱化(ぜいじゃくか)する要因の存在説などがあります。また、なんらかの遅延型(ちえんがた)過敏反応説もあり、衣類の接触、扁桃炎(へんとうえん)などからの病巣(びょうそう)感染、ある種の薬剤の関与などを指摘する報告などがあります。
[症状]
 下肢、とくに下腿(かたい)の裏側が好発部位で、たいてい両足に発症します。点状紫斑で始まり、しだいに紅褐色斑となります。大きくなると、辺縁(へんえん)は不規則な形になりますが、境界は明瞭(めいりょう)です。色はやがて薄れてゆきますが、しばしば新生をくり返して慢性化し、数年にわたることもあります。表面は平滑ですが、ときにはカサカサしている場合もあり、かゆみをともなうこともあります。
[検査と診断]
 症状から診断されます。出血傾向の一般検査を行ない、血液学的に異常をみないことを確認します。
 組織を病理検査すると、慢性的な出血性の炎症がみられます。
[治療]
 積極的な治療の必要はありません。症状の程度によって血管強化剤、止血剤(しけつざい)、抗炎症薬などが使用されます。病因を絶つ根本治療ではなく、対症的治療にとどまります。副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモンステロイド)薬の外用が有効なことがあります。
 衣類の接触とともに、使用中の薬剤などが病気を悪くしているかどうかを観察し、日常生活のなかで、病気に関係していると思われるものがあればそれを避けるようにしましょう。なお、長時間の歩行、立ち仕事などは避けるようにしましょう。
[予防]
 原因がまだ明らかではありませんから、確実な予防方法はありませんが、下肢の血液の循環に負担をかけないように心がけてください。日ごろの健康管理もたいせつです。

出典|小学館
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それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

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