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慣れる・馴れる なれる

大辞林 第三版の解説

なれる【慣れる・馴れる】

( 動下一 ) [文] ラ下二 な・る
たびたび経験した結果、当たり前のこととして受けとめるようになる。なれっこになる。 「都会での生活に-・れる」 「会議の雰囲気に-・れる」 「待たされるのには-・れている」
何度も経験してうまくできるようになる。習熟する。 「料理も-・れれば手際よくなる」 「 - ・れた手つき」 「 - ・れない仕事で疲れた」
接触する機会が多く、心理的な隔たり・距離感がなくなる。
人に親しみをもつようになる。 「生徒はようやく新しい先生に-・れてきた」
獣・鳥などが人に対して警戒心や敵愾心てきがいしんをもたなくなる。 「野生の動物はなかなか人に-・れない」
体になじんで具合がよくなる。 「足に-・れた靴」
動詞の連用形や名詞の下に付いて、何度も経験して具合がよくなる意を表す。 「履き-・れた靴」 「書き-・れた万年筆」 「旅-・れた人」
なじんで打ち解ける。 「唐ごろも着つつ-・れにし妻しあればはるばる来ぬる旅をしぞ思ふ/伊勢 9
着物が着古されてよれよれになる。 「紐解かず丸寝まろねをすれば我が着たる衣は-・れぬ/万葉集 1787」 〔「慣らす」に対する自動詞〕
[慣用] 習うより慣れよ
[表記] なれる(慣・馴・狎・熟
「慣れる」は“なれっこになる。習熟する”の意。「会社勤めにも慣れてきた」「仕事に慣れる」「足に慣れた靴」「習うより慣れよ」  「馴れる」は“動物が人になつく”の意。「人によく馴れた猿」  「狎れる」は“親しみすぎて礼を欠く”の意。「寵愛ちようあいに狎れる」  「熟れる」は“熟成して味がよくなる”の意。「糠ぬか味噌が熟れてきた」「熟れ鮨ずし

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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