慨（読み）うれたむ

精選版 日本国語大辞典

うれた・む【慨】

〘自マ四〙 恨みにくむ。嘆かわしく思う。

※古事記（712）中「是に其の兄、弟の婚(まぐは)ひしつることを慷慨(うれた)みて、其のうれづくの物を償(つぐの)はざりき」

がい‐・す【慨】

〘他サ変〙 なげく。うれえる。憤慨する。慨嘆する。

※廃藩置県の詔‐明治四年（1871）七月一四日「朕深く之を慨(ガイ)す」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

がい【慨】［漢字項目］

［常用漢字］　［音］ガイ（慣）
心を揺さぶる思いで一杯になる。「慨世・慨然・慨嘆／感慨・慷慨こうがい・憤慨」

出典　小学館