慰物・慰者(読み)なぐさみもの

精選版 日本国語大辞典 「慰物・慰者」の意味・読み・例文・類語

なぐさみ‐もの【慰物・慰者】

〘名〙
① 楽しむための材料手段となる物。なぐさみとする物。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)四「物見遊山の慰物(ナグサミモン)ぢゃアねへ」
一時のなぐさみにもてあそばれる者。遊女などをいう。
浮世草子好色一代男(1682)三「さて此所のなくさみ物はと尋ければ、御仕置かたく、定めての遊女といふ事もなくて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android