成田[市](読み)なりた

百科事典マイペディア 「成田[市]」の意味・わかりやすい解説

成田[市]【なりた】

千葉県北部の市。1954年市制。下総(しもうさ)台地北部と利根川南岸の低地を占め,北境を利根川が東流し,西境印旛(いんば)沼がある。中心市街は中世以来成田山新勝寺門前町として発達。1897年成田線,1926年京成電鉄本線が通じ,さらに発展したが周辺は農村地帯であった。1978年東部の三里塚に日本の空の玄関新東京国際空港(現,成田国際空港)が開港して市は大きく変化した。西部成田ニュータウンなどの大型団地や,諸産業の進出が急激に増加し,1983年には東関東自動車道が市川まで開通,2015年には大栄JCTまで圏央道も延伸。農業も耕地面積が集約されて急速に都市近郊型に変化している。佐倉惣五郎をまつる宗吾霊堂は桜の名所。2006年3月香取郡大栄町,下総町を編入。東日本大震災で,市内において被害が発生。213.84km2。12万8933人(2010)。

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