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戦時下の性暴力とアジア女性基金

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

戦時下の性暴力とアジア女性基金

戦時下の性暴力被害者とは、戦時下で旧日本軍の将兵に性的行為を強制された女性たちのことで、91年、韓国女性が初めて名乗り出て以降、多くの女性が続き、日本の責任を告発した。日本政府は91年12月からの調査後、93年に河野洋平官房長官(当時)が「軍の関与下で多数の女性の名誉と尊厳を傷つけた」とするおわびの談話を出した。95年には償い事業として「女性のためのアジア平和国民基金」(アジア女性基金)を設立。民間の寄付約6億円を基に02年までに韓国、台湾、フィリピンで計285人に1人200万円の「償い金」が渡された。政府資金で医療・福祉支援事業も実施した。しかし民間募金を原資とする償い金には反発が強く、韓国政府は受け取らないと誓約する被害者に生活支援金などを支給。台湾でも同種の措置がとられた。基金は07年3月31日に解散した。

(2007-09-05 朝日新聞 朝刊 2外報)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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