戸谷 敏之(読み)トヤ トシユキ

20世紀日本人名事典 「戸谷 敏之」の解説

戸谷 敏之
トヤ トシユキ

昭和期の歴史学者 日本常民研究所。



生年
明治45(1912)年7月

没年
昭和20(1945)年9月

出生地
長野県埴科郡松代町(現・長野市)

学歴〔年〕
法政大学経済学部〔昭和14年〕卒

経歴
一高に学び、昭和8年東京帝国大学経済学部に合格するが、左翼運動に関与していたことが判明して一高卒業と東京帝大入学の資格を取り消される。9年法政大学予科に進み、同大経済学部で小野武夫大塚久雄師事。14年日本常民研究所に入り、近世農業技術史や土地制度史などに関する論文を発表。19年補充兵として応召、フィリピンに派遣される。20年9月敗走中に流弾により戦死した。著書に「近世農業経営史論」「イギリス・ヨーマンの研究」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android