扇切(読み)おうぎきり

精選版 日本国語大辞典 「扇切」の意味・読み・例文・類語

おうぎ‐きり あふぎ‥【扇切】

〘名〙 投げ扇の競技。刀の柄頭に扇を立てて、すばやく刀を抜いて扇が落ちないうちにその扇を切ること。また、投げつけられた扇を指で打ち落とす技。
甲陽軍鑑(17C初)品四〇下「太郎信勝公、十一歳の時、〈略〉扇切(アフギキリ)いたせ、と太郎殿、御意の時、友野又一郎腰に指たる扇をぬく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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