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手ぬぐい(手拭) てぬぐい

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世界大百科事典 第2版の解説

てぬぐい【手ぬぐい(手拭)】

手や汗をぬぐったり頭にかぶったりする,幅のせまい丈の長い布。《和名抄》には〈手巾〉と記され,〈和名太乃己比(たのごい)〉とある。手ぬぐいは古くは神事や元服など,神聖な儀式で身体や器具を清浄にするためにおもに使われ,上流階級の専用物であった。鎌倉時代ころから実用的なものとなったが,広く使われだすのは戦国時代以後のことで,入浴の際や,汗ふき,手ふき,被り物(かぶりもの)などに使われた。江戸時代になると,手ぬぐいはもっぱら民間や武士の間で使われるようになり,その利用法も単なる実用をこえて装飾,贈答,玩具など多方面に及んだ。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の手ぬぐい(手拭)の言及

【被り物】より

…被り物は身分や役割のはっきりしている社会,また文化の爛熟期に発達している。
【日本】
 帽子頭巾手ぬぐいなどの種類があり,材料としては絹,麻,木綿,ラシャ,紗,紙,藺(い),菅(すげ)などが用いられている。時代,身分,地域により独自の形態や用途がみられる。…

【仕事着】より

…女性も水田作業には男子同様の下半衣を用いている。被り物(かぶりもの)は,手ぬぐいで男子は頰かぶりが多く,女性は姉さんかぶりをした。関東では2本用いた。…

【ナプキン】より

…食事の際に,衣服が汚れないようひざの上に広げたり,汚れた口元や指先をふくために用いる布。麻製を最上とする。食事を手づかみで口にした時代の手ふきが発展したものである。ギリシア時代は,布が貴重品であったため,こね粉のかたまりを用い,手をぬぐって土間に投げ捨てたものを家禽(かきん)や犬が食べたという。ローマ時代にはマッパmappaと呼ばれる布が用いられるようになる。中世にはテーブルクロスが手ふきの役割を兼ねていた。…

【晴着】より

…今では外出着の意味に用いるが,本来はハレの日に着る着物で,礼装,式服,正装,盛装,忌衣などの意味に用いる。祭日や冠婚葬祭,誕生から成人式までのたびたびの祝日や年祝の日は,ふだんとは違うハレの日で,その日に着る着物が晴着である。ハレの日に対して普通の日をケ(褻)といったが,この語は早くすたれて,日常の着物は常着,ふだん着,野良着などと呼んでいる。地方によっては,節日に着る着物という意味で,晴着を〈せつご〉(東北地方),〈盆ご〉〈正月ご〉〈祭ご〉(和歌山,兵庫,岡山,香川),また生児の〈宮まいりご〉(岡山),娘の〈かねつけご〉(岐阜),嫁入りの〈よめりご〉(岡山),年祝の〈やくご〉〈祝いご〉(香川,鳥取,岡山)ともいった。…

※「手ぬぐい(手拭)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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