手前・点前(読み)てまえ

大辞林 第三版の解説

てまえ【手前・点前】

( 名 )
自分のすぐ前。自分に近い方。また、基準にした物より自分に近い方。 「 -にあるのが小学校で後ろが中学校」 「橋の一つ-の角を右に曲がる」
他人に対する、自分の立場。面目。体裁。 「友人の-知らないとは言えない」 「力になろうと言った-断れない」
腕前。技量。手並み。
(多く「点前」と書く)茶をたてたり、香を炷いたりする作法。また、その所作。
自分ですること。自分の負担ですること。 「 -に湯屋風呂屋を拵こしらへ/浮世草子・永代蔵 3
自分の勢力の及ぶ範囲。また、支配下にある物。 「親の-を引きとられ、余所よその内に預けられておりましたが/滑稽本・膝栗毛 発端
家計。暮らし向き。内証。 「 -の摺り切りも苦にならず/仮名草子・浮世物語」
( 代 )
一人称。ややへりくだっていう語。 「 -は存じません」
二人称。対等または対等以下の相手に用いる。ややさげすんでいう語。てめえ。 「 -なんか何も知らないくせに、黙ってろ」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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