手塚 俊一(読み)テヅカ シュンイチ

20世紀日本人名事典 「手塚 俊一」の解説

手塚 俊一
テヅカ シュンイチ

昭和期の舞台美術



生年
昭和20(1945)年10月15日

没年
昭和59(1984)年9月23日

出生地
東京都

学歴〔年〕
中央大学法学部卒

経歴
大学在学中高田一郎に師事して舞台美術の研究を始める。昭和44年早稲田小劇場の研究生、翌年同劇団に入団。この年、鈴木忠志演出「劇的なるものをめぐって2」の装置を担当して注目される。49年退団後はフリーとなり、転位・21や演劇団転形劇場、秘法零番館など、主に前衛的な小劇場の美術を担当した。日常品をうまく使ったことが特色で、「ジャンク・アーティスト」といわれた。死後「舞台美術―手塚俊一の仕事」が刊行された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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