手持悪(読み)てもちわるい

精選版 日本国語大辞典 「手持悪」の意味・読み・例文・類語

てもち‐わる・い【手持悪】

〘形口〙 てもちわる・し 〘形ク〙
手持無沙汰格好がつかない。することがなくて具合が悪い。間がもてない。てもちない。てもちわろし。
太閤記(1625)三「惟任は洞がたうげにて、筒井をまてどもまてどもきたらざれば、手もちわるふして、淀之城へ引て入」
② 折り合いが悪い。
日葡辞書(1603‐04)「テモチ〈略〉アノ ヒトワ temochivarui(テモチワルイ)〈訳〉あの人は主人との折り合いが悪い」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android