手繁(読み)てしげし

精選版 日本国語大辞典 「手繁」の意味・読み・例文・類語

て‐しげ・し【手繁】

〘形ク〙 度数が多い。手をゆるめないで繰り返し繰り返しするさまにいう。
源平盛衰記(14C前)二一「敵手繁(テシゲ)くよするならば、様あるまじ、押並て組で落、腰刀にて勝負をし給へ」
太平記(14C後)一〇「聞ぬ由にて打けるを、手茂(シゲ)く追て懸りしかば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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