手長海老・草蝦(読み)てながえび

精選版 日本国語大辞典 「手長海老・草蝦」の意味・読み・例文・類語

てなが‐えび【手長海老・草蝦】

〘名〙 テナガエビ科の淡水産のエビ。日本の淡水産エビのうち、最も普通の種類で、北海道を除いた各地水草の茂った河川湖沼に多い。体長は一〇センチメートル近くになる。全体に淡灰色。雄の第二胸脚は長く、体長の一・五倍くらいあり、先端にはさみをもつ。雌では短く雄の半分くらい。食用として美味。つえつきえび。くさえび。てなが。《季・夏》 〔本朝食鑑(1697)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android