打仄(読み)うちほのめく

精選版 日本国語大辞典 「打仄」の意味・読み・例文・類語

うち‐ほのめ・く【打仄】

〘自カ四〙 (「うち」は接頭語)
① ちらっと光や形が見える。かすかに見える。
源氏(1001‐14頃)蛍「かく覚えなき光のうちほのめくを、をかしと見たまふ」
② それとなく態度で示す。ほのめかして言う。
俳諧新花摘(1784)「されば作者の心にこれは妙にし得たりなどうちほのめくも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android