打側(読み)うちそばむ

精選版 日本国語大辞典 「打側」の意味・読み・例文・類語

うち‐そば・む【打側】

(「うち」は接頭語)
[1] 〘自マ四〙 はにかんで顔をそむける。わきを向く。
※宇津保(970‐999頃)楼上上「大将は、はづかしと思らんとて、うちそばみてゐたまへり」
[2] 〘他マ下二〙 わきへさっと寄せる。物の向きをさっと変える。横にそらす。
※宇津保(970‐999頃)蔵開上「おどろきながらかうぶりもうちそばめてさし入れ、指貫直衣などをひきさげて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android