打羽振(読み)うちはぶく

精選版 日本国語大辞典 「打羽振」の意味・読み・例文・類語

うち‐はぶ・く【打羽振】

〘自カ四〙 (「うち」は接頭語)
① 鳥が羽ばたきする。羽ばたく。はぶく。
万葉(8C後)一九・四二三三「打羽振(うちはぶき)(とり)は鳴くともかくばかり降り敷(し)く雪に君いまさめやも」
② 鳥のはばたきのように、袖などがひらひらする。
梁塵秘抄(1179頃)二「迦葉尊者の裳(も)の裾(すそ)文殊の袂(たもと)にうちはぶき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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