扨・扠・偖(読み)さて

大辞林 第三版の解説

さて【扨・扠・偖】

( 接続 )
それまでの話をきりあげ、別な話題に移る意を表す語。ところで。 「 -、次に討論に入ります」
これまでの話を受けて、次の話に続けていく語。そうして。それから。 「 -、舟に乗った桃太郎はいよいよ鬼が島に着きました」 「渠かれは…地理書とを書箱ほんばこから出して、-静かに昨日の続きの筆を執り始めた/蒲団 花袋
( 感 )
感心したり驚いたりしたときに発する語。 「 -、ここはどこだろう」 → さても
次の行動に移ろうとするときに発する語。 「 -、ぼちぼち行くか」 「 -、困った」
文末に用いて感動を表す語。…よ。 「はて、そなたが待たば、愚僧も待たうは-/狂言・宗論 虎寛本
( 副 )
その状態で。そのままで。 「さらに、-過ぐしてむと思されず/源氏 夕顔
(「さての」の形で)そのほかの。それ以外の。 「 -の人々は、みな臆しがちに鼻じろめる/源氏 花宴」 → さてこそさてはさても
[句項目] さてしも

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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