扱下(読み)こきおろす

精選版 日本国語大辞典 「扱下」の意味・読み・例文・類語

こき‐おろ・す【扱下】

〘他サ五(四)〙
① 花や葉などを枝からしごいて落とす。むしっておとす。吹きおろす山風などについていう。
堀河百首(1105‐06頃)秋「露のみと思ひけるかなもる山はもみぢこきおろす名にこそ有けれ〈源国信〉」
② (「こき」は接頭語) 他人欠点などを指摘して、ひどく非難する。悪口を言う。けなす。
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉一〇「さんざんにこきおろされ、めんぼくなげに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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