折・剥・削・听(読み)へずる

精選版 日本国語大辞典 「折・剥・削・听」の意味・読み・例文・類語

へず・る へづる【折・剥・削・听】

〘他ラ五(四)〙 (「へつる」とも)
① 少量を削り取る。けずる。そぐ。はつる。へぐ。
書紀(720)欽明二年七月(寛文版訓)「敬ひて天皇の詔勅の詞に順て新羅の所折之(ヘツれる)(〈別訓〉へくところの)国南の加羅、喙己呑等を抜き取りて」
評判記色道大鏡(1678)四「僅の所をもへつり、行末のたそくと定て出る類あり」
② 取って減らす。また、上前をはねる。かすめ取る。
浮世草子・好色訓蒙図彙(1686)上「二合半のもり切をへつり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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