抜粋・抜萃(読み)ばっすい

精選版 日本国語大辞典 「抜粋・抜萃」の意味・読み・例文・類語

ばっ‐すい【抜粋・抜萃】

〘名〙
① (形動) 多くの中から、特にぬきんでていること。他よりも、特にすぐれていること。また、そのさま。抜群。
※本朝文粋(1060頃)三・弁耆儒〈大江挙周〉「飛羽盖於翰林、挙抜萃之翹楚」 〔後漢書‐蔡邕伝〕
② (━する) 必要な部分だけを抜き書きすること。書物などから、すぐれた部分やだいじな箇所を抜き出すこと。また、そのもの。抜き書き。抄録
読本椿説弓張月(1807‐11)続「この編の列伝、おのおの彼書に載たる人物を抜萃(バッスイ)して」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android