抹香・末香(読み)まっこう

精選版 日本国語大辞典 「抹香・末香」の意味・読み・例文・類語

まっ‐こう ‥カウ【抹香・末香】

〘名〙
沈香(じんこう)栴檀(せんだん)などをついて粉末にした香。今は、樒(しきみ)の葉と皮とを乾燥し、細末にして製する。仏前焼香のときに用いる。古くは仏塔仏像などに散布した。
往生要集(984‐985)大文二「復如意妙香。塗香抹香無量香。芬馥遍満於世界」 〔法華経‐提婆達多品〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android