押寄(読み)おしよせる

精選版 日本国語大辞典 「押寄」の意味・読み・例文・類語

おし‐よ・せる【押寄】

[1] 〘自サ下一〙 おしよ・す 〘自サ下二〙 多くの物が、他の物に強い勢いで近づいて行く。迫って行く。おしかける。
保元(1220頃か)上「只今高松殿に押しよせ、三方に火をかけ」
[2] 〘他サ下一〙 おしよ・す 〘他サ下二〙 物を押して他の物に近づける。押して引きよせる。
源氏(1001‐14頃)末摘花脇息をおしよせてうちかけて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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