押絵雛(読み)おしえびな

精選版 日本国語大辞典 「押絵雛」の意味・読み・例文・類語

おしえ‐びな おしヱ‥【押絵雛】

〘名〙 竹の串につけて、雛台に立つようにした押絵細工雛人形信濃国長野県松本で作られた。《季・春》

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の押絵雛の言及

【押絵】より

…諸(もろもろ)の織物をもて,ゑを切抜(きりぬき),これをつくる〉とあり,衣装人形とか衣装絵ともよばれていたが,江戸時代中期には押絵とよばれるようになった。雛祭が盛んになるにつれて,押絵で雛をつくり,竹串で台座に立たせる押絵雛などが東北や信州地方に現れ,現在もその名ごりが見られる。【斎藤 良輔】。…

※「押絵雛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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