押肌脱(読み)おしはだぬぐ

精選版 日本国語大辞典 「押肌脱」の意味・読み・例文・類語

おし‐はだぬ・ぐ【押肌脱】

〘自ガ四〙 (「おし」は接頭語) 上半身着物をぬいで、肌を現わす。
太平記(14C後)九「鎧(よろひ)脱いで押膚脱(オシハダヌ)ぎ、腹掻切(かききっ)て伏給ふ」

おっ‐ぱだぬ・ぐ【押肌脱】

〘自ガ四〙 (「おっ」は接頭語) 勢いよく肌ぬぎをする。
※咄本・金財布(1779か)産「亭主、おっぱたぬき、赤子のあたまを丸めなをし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android