コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

拓銀の破綻と日本経済

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

拓銀の破綻と日本経済

北海道拓殖銀行は、北海道拓殖銀行法に基づき、1900年に開拓資金の供給を目的にした国策銀行として開業。55年には都市銀行に転換し、全盛期は、道内を地盤とし、首都圏や関西、香港、ニューヨーク、ロンドンなどにも支店を置いた。 バブル期の過剰な貸し付けが不良債権となり、90年代後半には経営危機に。97年11月17日に都銀として初めて経営破綻(はたん)し、98年の歴史に幕を閉じた。この時期には、四大証券の一角、山一証券日本長期信用銀行(現新生銀行)などの大手金融機関が次々につぶれ、金融危機を引き起こした。 拓銀破綻をきっかけに「大手行でもつぶれる」という認識が広がり、破綻による金融や経済への大きな影響を最小限に抑えるための一時国有化など、不安の連鎖を防ぐ仕組みが整備された。都銀は三つのメガバンクに集約され、不良債権問題がほぼ解決するまでに10年近い歳月を要した。 拓銀破綻は道民の記憶にも深く刻まれている。「北海道150年」の大きなニュース150を対象にした、朝日新聞とHTB北海道テレビ放送の共同企画「あなたと選ぶ重大ニュース」では、4位にランクインした。

(2017-11-11 朝日新聞 朝刊 北海道総合)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android