持掛(読み)もちかける

精選版 日本国語大辞典 「持掛」の意味・読み・例文・類語

もち‐か・ける【持掛】

〘他カ下一〙 もちか・く 〘他カ下二〙
① 話などを持ち出す。話をして、相手にはたらきかける。
浮世草子世間胸算用(1692)一「弐拾五貫目に八十貫目あまりの手形持(モチ)かくる程に」
異性に誘いかける。
滑稽本・続々膝栗毛(1831‐36)二「女房おうりは如在なき上手ものにて彌次郎兵衛機嫌をとり、ひたひたと持かけるゆゑ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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