コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

振り・風 ふり

大辞林 第三版の解説

ふり【振り・風】

[0][2] ( 名 )
振ること。振り方。 「バットの-が鈍い」
動作の仕方。様子。また、姿・容姿。 「知らない-をする」 「腰附、肩附、歩く-/歌行灯 鏡花」 「天性-よく見事に生そだちたる松のごとし/耳塵集」
踊りのしぐさ。また、歌舞伎などで、俳優の所作。 「 -を付ける」
料理屋・遊女屋などで、紹介や予約のないこと。 「 -の客」
女物の和服の袖の、袖付け止まりから袖下までの縫い合わせてない部分。
方位や角度をずらすこと。また、ずれていること。振れ。 「建ては建てたが、ちつくり笠に-がある/浄瑠璃・一谷嫩軍記」
下帯・猿股などをつけてないこと。 「帯ひろ前の-になつて居るやうな/志都能石屋」
分担・負担させること。 「そんならなほしてそつちが-だぞ/洒落本・三人酩酊」
「振り売り」の略。 「荻織る笠を市に-する(羽笠)/冬の日」
「振袖」の略。また、「振袖新造」の略。 「片町の-を内へ呼び入/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡
「振り回し」の略。 「借銀かさみ、次第に-につまり/浮世草子・永代蔵 6
( 接尾 )
助数詞。
振る動作の回数を表すのに用いる。 「バットを一-二-してからバッター-ボックスに立つ」
刀剣を数えるのに用いる。 「太刀一-を贈る」

ぶり【振り・風】

名詞またはそれに準ずる語の下に付いて複合語をつくる。
状態・動作の仕方・あり方を表す。 「枝-」 「勉強-」 〔「歩きっぷり」 「男っぷり」 「飲みっぷり」のように「っぷり」となることがある〕
数量を表す語に付いて、分量がそれだけに相当することを表す。 「大-」 「五軒-もある家/鹿狩 独歩
時間を表す語に付いて、それだけの時間を経過して、再び同じ状態になることを表す。 「五年-の帰郷」 「三日-の晴天」
歌・和歌の曲調・調子を表す。 「万葉-」
古代歌謡、特に雅楽寮に伝わる歌曲の曲名を表す。多く、歌詞の冒頭の語に付ける。 「天田あまだ-/古事記 下訓

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

今日のキーワード

ムガベ大統領

1924年、英植民地の南ローデシア(現ジンバブエ)生まれ。解放闘争に参加し、80年にジンバブエを独立に導いた。同年から首相、87年から大統領として実権を握り続けた。2000年以降は白人農場主の農園を強...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android