捕処・執所(読み)とらえどころ

精選版 日本国語大辞典 「捕処・執所」の意味・読み・例文・類語

とらえ‐どころ とらへ‥【捕処・執所】

〘名〙 つかまえどころ。拠りすがるべきところ。証拠または論拠としてとらえるべき手がかり。とらえどこ。
一条摂政御集(961‐992頃)「そはされどとらへどころのありければはししたならでながれざりきと」
※私の信条(1951)〈中野好夫〉「良心という、ある意味では把(とら)えどころのない実体(エンティティ)が」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android