捨かまり(読み)すてかまり

精選版 日本国語大辞典 「捨かまり」の意味・読み・例文・類語

すて‐かまり【捨かまり】

〘名〙 戦場で、軍勢が退却する時、一部の兵を伏兵として残しておき、近づいて来る敵兵遠矢鉄砲狙撃(そげき)させるもの。
甲陽軍鑑(17C初)品二四「伊奈侍衆、はらひたる陣屋に人数を残しをくは、すてかまりといふ物也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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