掛隔・懸隔・駆隔(読み)かけへだてる

精選版 日本国語大辞典の解説

かけ‐へだ・てる【掛隔・懸隔・駆隔】

〘他タ下一〙 かけへだ・つ 〘他タ下二〙
① (掛隔・懸隔) 物を掛けて、それによって間を隔てる。
※紫式部日記(1010頃か)寛弘五年一〇月一六日「北南のつまに、御簾をかけへだてて女房のゐたる南の柱もとより」
② 馬を走らせたり、走り寄ったりして間にはいり、両者が隔たるようにする。
※保元(1220頃か)中「敵は大勢なり、懸け隔てられては判官のためあしかりなん」
③ ある物を間にはさんで、両者が隔たるようにする。
※太平記(14C後)二七「若党中間は皆遠侍大庭に並居て、中門の唐垣をかけへだて、師直只一人六間(むま)の客殿に坐したり」
④ 両者の間に大きな違いをもたせる。非常な差をつける。
※大道無門(1926)〈里見弴〉白夜「それまで考へ込んでゐたことと、あまりかけ隔(へダ)てた話題に、敏捷(すばや)くあたまを向け変へながら」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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