精選版 日本国語大辞典 「掴・攫」の意味・読み・例文・類語
つかみ【掴・攫】
〘名〙 (動詞「つかむ(掴)」の連用形の名詞化)
① 手でつかむこと。多く数詞にそえて用いる。〔和英語林集成(初版)(1867)〕
② (比喩的に) 欲の深いこと。また、その人。
③ 賄賂(わいろ)を取ること。
※浄瑠璃・唐船噺今国性爺(1722)上「残りの臣下は欲づらのつかみの達者」
⑤ 花札で、出来役の札を手札の中にそろえて持っていること。
※洒落本・卯地臭意(1783)「それからはつかみもとらづに、すっぱりと取られて仕廻(しまっ)た」
⑥ 破風(はふ)の板の拝(おがみ)の部分が離れないよう固めるために用いる短い角材。ありいた。
※紙上蜃気(1758)「拈衽 ツカミあり 破風之合掌」
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