掻抱(読み)かいいだく

精選版 日本国語大辞典の解説

かい‐いだ・く【掻抱】

〘他カ四〙 (「かい」は「かき」の変化したもの) =かきいだく(掻抱)〔日葡辞書(1603‐04)〕
※きりしとほろ上人伝(1919)〈芥川龍之介〉四「双手(もろて)にわらんべをかい抱(イダ)いて」

かき‐いだから・う ‥いだからふ【掻抱】

〘自ハ四〙 (「かき」は接頭語) 抱き合う。
今昔(1120頃か)三一「我が妻此の童と二人掻抱(かきいだ)からひて臥しぬ」

かき‐いだ・く【掻抱】

〘他カ四〙 (「かき」は接頭語) だく。かきだく。かきうだく。かいいだく。かきむだく。
※宇津保(970‐999頃)蔵開中「かきいだきおろして、いてたてまつり給て」

かき‐だ・く【掻抱】

〘他カ四〙 (「かき」は接頭語) =かきいだく(掻抱)
古本説話集(1130頃か)六二「思ひかけたてまつりて、かきだきたてまつり」

かき‐むだ・く【掻抱】

〘他カ四〙 =かきいだく(掻抱)
※万葉(8C後)一四・三四〇四「上野安蘇(あそ)の真麻群(まそむら)可伎武太伎(カキムダキ)寝れど飽かぬをあどか吾(あ)がせむ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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