掻振(読み)かいふる

精選版 日本国語大辞典 「掻振」の意味・読み・例文・類語

かい‐ふ・る【掻振】

〘他ラ四〙 (「かい」は接頭語)
① 振る。うち振る。ゆりうごかす。
浄瑠璃持統天皇歌軍法(1713)二「手並みをみせんと、棒かいふって渡し合」
② ふりきる。身をかわす。逃げるさまにいう。
※浄瑠璃・つれづれ草(1681)二「かほと顔を見合たがひに興(けう)さめ詞なく、かいふって退き給ふは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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