掻探(読み)かきさぐる

精選版 日本国語大辞典 「掻探」の意味・読み・例文・類語

かき‐さぐ・る【掻探】

〘他ラ四〙 手探りして捜し求める。
書紀(720)神代上(水戸本訓)「乃ち天瓊矛を以て磤馭慮嶋を画(カキサクリ)成す」
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一七「懐中かきさぐりて、封じたままの手紙をいだして」

かい‐さぐ・る【掻探】

〘他ラ四〙 (「かきさぐる(掻探)」の変化した語) 手探りでさがす。さわって様子をみる。
落窪(10C後)一「女君の臥し給へる所により給ひて、〈略〉かいさぐり給ふに、袖の少し濡れたるを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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