揉抜(読み)もみぬく

精選版 日本国語大辞典 「揉抜」の意味・読み・例文・類語

もみ‐ぬ・く【揉抜】

〘他カ四〙
① 揉みながらこちらから向こうへ通す。錐などを揉んで穴をあける。
狂歌・後撰夷曲集(1672)三「とがりたる音をよくきけば耳の穴もみぬく程なきりぎりす哉」
② 徹底的に揉む。
※雨の日ぐらし(1891)〈山田美妙〉雛が三疋「舞へば舞ふほど右ひだり、上下横縦、前うしろ、火水になれと揉み抜かれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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