揚笊・上笊(読み)あげざる

精選版 日本国語大辞典 「揚笊・上笊」の意味・読み・例文・類語

あげ‐ざる【揚笊・上笊】

〘名〙
① ゆでたそばや、野菜などを入れて水を切ったり、または湯を通したりする笊。
② 笊に一メートルほどの木の柄をつけたもの。網などにはいった魚をすくいあげるのに用いる。〔漁村維持法(1780)〕
③ 陰暦二月八日および、一二月八日の御事納(おことおさめ)御事始(おことはじめ)の日に、町家竹竿につけて屋上軒先などに高くかかげる笊。竹竿と笊によって、一本足、一つ目の悪神をはらうためという。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android