擬ハロゲン(読み)ギハロゲン

化学辞典 第2版 「擬ハロゲン」の解説

擬ハロゲン
ギハロゲン
pseudohalogens

プソイドハロゲンともいう.化学的挙動がハロゲン分子 X2 に似ている化合物.たとえば,シアノゲン (CN)2,チオシアノゲン (SCN)2,シアン化ヨウ素ICNなど.ハロゲン化物イオンに似た性質の陰イオン,N3 窒化物イオン,SCNチオシアン酸イオン,CNシアン化物イオンを擬ハロゲン化物イオン(または,プソイドハロゲン化物イオン)ということがある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android