擱筆・閣筆(読み)かくひつ

精選版 日本国語大辞典 「擱筆・閣筆」の意味・読み・例文・類語

かく‐ひつ【擱筆・閣筆】

〘名〙 筆を置いて字を書くのを止めること。書き終えること。⇔起筆。〔文明本節用集(室町中)〕
愛弟通信(1894‐95)〈国木田独歩〉大連湾占領後の海事通信「夜更けたり〈略〉茲に擱筆す」 〔魏志‐王粲伝注〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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