支庁(読み)しちょう

精選版 日本国語大辞典 「支庁」の意味・読み・例文・類語

し‐ちょう ‥チャウ【支庁】

〘名〙
① 都・道・府・県庁に属する出先機関一つで、北海道では市以外の全域に、その他の都県では交通不便の地などに設けられ、本庁まで行かなくても用が足りるようにした役所。〔広益熟字典(1874)〕
② 北海道の行政区画の一つ。渡島(おしま)支庁・上川支庁など一四に分かれ、道庁の支庁が管轄する。

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デジタル大辞泉 「支庁」の意味・読み・例文・類語

し‐ちょう〔‐チヤウ〕【支庁】

島嶼とうしょまたは交通不便な地に設置され、知事権限に属する事務を分掌する都道府県の出先機関。東京都小笠原支庁など。都道府県支庁。
北海道の旧行政区画。明治30年(1897)10月に19支庁が設置され、編入再編を経て石狩渡島檜山胆振日高後志空知上川留萌宗谷網走十勝釧路根室の14支庁となる。平成22年(2010)4月、「北海道総合振興局及び振興局の設置に関する条例」により廃止、総合振興局または振興局に移行。→総合振興局

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百科事典マイペディア 「支庁」の意味・わかりやすい解説

支庁【しちょう】

都道府県の出先機関の一つ。都道府県知事は,その権限に属する事務を分掌させるため,条例で支庁または地方事務所を設けることができる(地方自治法155条)。

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