支流・枝流(読み)しりゅう

精選版 日本国語大辞典 「支流・枝流」の意味・読み・例文・類語

し‐りゅう ‥リウ【支流・枝流】

〘名〙
本流に流れ込んでいる川。また、本流から分かれた流れ。えだながれ。えだがわ。〔往生要集(984‐985)〕
※雑談集(1305)一〇「我見に依て一切の煩悩業苦の支流(シリウ)苦患之有り」 〔水経注〕
本家から分かれた家系。また、武道芸道などで、本家から分かれた一派。分家のすじ
※風流魔(1898)〈幸田露伴〉五「支流(シリウ)門末に幾許の名工妙手を出したる徳により」 〔王勃‐倬彼我系詩〕
③ 本筋、本質から分かれたもの。
④ ある主だった一つのものから分かれたもの。分派
滑稽本・古朽木(1780)二「二間口三間口の境にして、皆浅草幾世の支流なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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