放上(読み)はなちあぐ

精選版 日本国語大辞典 「放上」の意味・読み・例文・類語

はなち‐あ・ぐ【放上】

〘他ガ下二〙
① 空に放して上げる。
※催馬楽(7C後‐8C)高山「高山に 鷹を 鷹を波名知安介(ハナチアゲ) 招ぐをなみ あはれ招ぐをなみ、はれ」
② 声を高くはりあげる。
※栄花(1028‐92頃)日陰のかづら「歌をぞはなちあげてうたはせ給」

ほうり‐あ・げる はふり‥【放上】

〘他ガ下一〙 物などを投げて上へやる、または、上にのせる。
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉初「どせう骨へ引っこぬいて新波戸場から天主堂の家の棟へほうりあげて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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