散・離(読み)ある

精選版 日本国語大辞典 「散・離」の意味・読み・例文・類語

あ・る【散・離】

〘自ラ下二〙
① 散り散りになる。離れ離れになる。あらける。
※竹取(9C末‐10C初)「廿人の人の上りて侍れば、あれて寄りまうで来ず」
② 遠のく。うとくなる。
古事記(712)下・歌謡大魚(おふを)よし(しび)突く海人(あま)よ 其(し)阿礼(アレ)ば うら恋(こほ)しけむ 鮪突く志毘(しび)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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