敷く・布く(読み)しく

大辞林 第三版の解説

しく【敷く・布く】

( 動五[四] )
平らに広げて置く。 「布団を-・く」 「カーペットを-・く」
おおうように一面に並べる。しきつめる。 「砂利を-・く」
下にあてがうために物を平らに置く。 「座布団を-・く」 「下敷きを-・いて書く」 「緑なす蘩蔞はこべは萌えず若草も-・くによしなし/落梅集 藤村
おさえつける。 「亭主を尻に-・く」 「組み-・く」
広くゆきわたらせる。発布する。 《布》 「善政を-・く」 「戒厳令を-・く」
配置する。また、施設を取り付ける。敷設する。 「鉄道を-・く」 「陣を-・く」
一面に広がる。
おおうようにすき間なく散らばる。散りしく。 「いつしか雪の降出でて、薄白く庭に-・けるなり/金色夜叉 紅葉
広く満ち満ちる。 「霧の-・きたる夜なりし/遠野物語 国男
治める。統治する。 「天皇すめろきの-・きます国の天の下/万葉集 4122
[可能] しける
[慣用] 尻に- ・ レールを-
[表記] しく(敷・布
「敷く」は“延べ広げる。下に当てる。配置する”の意。「布団を敷く」「砂利を敷く」「亭主を尻に敷く」「鉄道を敷く」  「布く」は“広くゆきわたらせる”の意。「戒厳令を布く」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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